声に出して読んじゃだめ日本語

 朝からいろいろあって大変だった(震度4が会社来て一度あったんで帰ったらすげぇことになってると予想)んで、だらだらネットを見てましたら…こんなもの発見。

 「「絶対に声に出して読めない『トミノの地獄』」」
 
 なんていうか、もう、素敵過ぎ(悪趣味)。書いてある記事を読めばわかるんですけど作詞者は西条八十(さいじょうやそ 1892〜1970)でセンスは流石の一言。下にちょっとコピペしておきますので声に出さず心で読んでください。「心の中で読むのなら良いのですが、朗読してしまうととんでもない凶事が起こるという詩。なんでも寺山修司はこの詩を声に出して読んでしまったためにしばらくして亡くなったとか。」とありますのでご注意を。


トミノの地獄  西条八十

姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。
鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内をたのむ、金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、くらい地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にゃ羊、可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、針の御山の留針(とめばり)を。
赤い留針だてにはささぬ、可愛いトミノのめじるしに。


 今度出典読んでみよう・・・りど氏、音読試したりする時は連絡ください。実況しますんで←鬼畜