医療一般彼是

　さて、今日は先日の室戸さんの希望もありましたし、ちょっちダークサイド（でもないか）の話をしていきます。

　先日も書きましたが、皆さんは按摩・鍼灸・整骨・整体・その他についてどのくらい面識があるでしょか。今日はその辺の長短所を踏まえて解説していきせう。（注：あくまで私見ですのでキワドイ突込みはスルーの方向で）

☆按摩・マッサージ

　按摩とマッサージは同じモンです。国家資格であり、コイツの資格無しで行業してると罰せられます（あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律（以下あはき法）１条）。だからまぁ按摩・マッサージの看板出してるとこは有資格者っつーことなんで、ちゃんと表記されてるとこなら一応安心かと。無免許でマッサーの看板だしてるとこは色々な意味で危ないので、免許状がちゃんと飾ってあるかどうかそれとなく確認すると良いですぜ。

　で、基本ここが何するかというと『揉み解す』のが基本になります。だから肩こりや筋肉の疲労等筋をほぐすことで改善できる疾患に関してはここがベストでしょう。ただし五十肩等痛みを消したい場合は余りおススメできません。筋をほぐしてどーなるもんでもないしな痛み。

☆鍼灸

　えーと、鍼と灸ってのは実は別の免許だと言う事を知らない人も結構いるかも。セットじゃないんだよなぁ鍼灸の資格って。国家試験の最後らへんで専門教科試験というのがあり、そこで片方でも落としちゃうと受かったほうの免許しかくれない（当たり前か）のデスヨ。たまに「鍼落ちた」「灸落ちた」っつー奴も居ます。

　鍼灸が何に効くかと言われるとまーぶっちゃけ何でも効くっつーのが見解です。一応東洋医学本道が鍼灸ですので、風邪でも内臓疾患でも治療はできます（結果がどーなるかは施術者の腕だが）。でもまぁ一般的に言えば痛みを止める事が鍼灸の真骨頂ではないかと自分は考えてます。治療は兎も角、鍼灸打てば痛みは止まるのよ本当。だから腰痛や五十肩膝痛等痛みを止めたい人はここがベストですな。マッサージ資格も所持してまとめてやってる人も多いんで便利なことは便利。

☆整骨（柔道整復）

　さぁ、一番謎なのがこれ。国家資格の言わば『骨接ぎ』屋の事だと思うてたんですが、今の整骨院って整体なのかマッサージなのか不明なので御座いますよ本当。昔からあるっつー柔道整復院は本気で謎な治療（然も何故かスゲェ効く）をするとことかもありますが、今一般でやってるのはマッサー＆整体みたいな感じだと思います。保険目的の開業も多いし。（柔道整復って何故か保険があまく、それを食いモンにしてる従事者も多いのが問題になっとりますのよ）

　で・・・ここって何に効くんだろｗとりあえずテーピングや運動時の筋制御とかその辺が特色っつーたら特色かも。何せ柔道から派生した（らしい）技術だし。柔道初段（1級かも）が資格に必要な筈だし。

☆整体（カイロ）

　所謂「骨の歪みの矯正」が売りっぽい技術ですな。今は整体の専門学校とかもあるみたいですが、免許制度無いので技術さえあればいつでもどこでも開業できます。いや別に技術無くても開業しても罰せられることは無いのだがｗ取り合えず雨季の筍の如く色々あるのがスゲェ。正統派はメリケン生まれの技術らしいのですが、俺が施術受けたこと無いから何とも言えんのデスヨ。免許制度ないんで多分疾患の鑑別とか無理なんじゃないかなぁと思います（勉強の必要ないのにバリバリ勉強はせんでしょう）。

☆リフレクゼーション（反射治療）

　足の裏を人体に見立て、そこを刺激してやることで治療を施す技術です。出自は不明。この前中国上海に勉強行った時、そこの教授がおススメしてたんでまぁ使える技術ではあるのでしょう。余り日本で看板出してやってるとこは見たこと無いですが、足つぼマッサージなんかとは多分別物。こいつも免許はイランです。

☆推拿（すいな）

　あまり聞かない名前だと思いますが、中国ではめっさメジャーな技術です。病院に推拿科とかあってこいつだけでムチウチ治したりもしてますし。内容は中国式マッサージなんですが体系的に違うらしく、治療効果も高いので見つけたら一度行ってみるのも吉。俺も勉強してます。

　さて、今日はこの辺で。
　次回はもちっとダークサイドに踏み込んでみますので。