漢道(Otoko Road)

 取り乱しまして失礼致しました。もう平気ッス。
 さて、先日までで何とか相生・相克の関係まで説明しましたんで、やっと例の図形が出せるってモンです。例の図形とは・・・
http://park.ruru.ne.jp/minie/gogyo1.gif
 そう、誰もが見たことのあるこの星型。これはそーいう意味を表したものだったんですよ。
 この図式により世界はバランスを保ち、どのような事柄に対しても世界が統一体としての調節機能が働いて、その働きすぎと怠けすぎを防止しているというモンなのです。
 ぶっちゃけて言えば世界の全てがこの5つの気によって構成され、その相互作用によって世界は動いていると言うことなんですけど・・・まぁその辺は追々人体への応用でミクロ的に入れていきますんでもうちょっとお待ちください。

☆ブッ込みブッ込まれ

 まぁ基本的な関係は上記の2個だけなんですが、実はもうちょっと突っ込んだ関係ってのも存在します。それが『乗侮の関係』。「乗」とは強く克すの意で、ある一つの気が強すぎて相克の相手を弱めすぎてしまうという「乗(木乗土といった感じ)」と、ある一つの気が弱すぎて相対的に克してくる相手が強くなり、更に相克されてしまうという「虚乗(土虚木乗といった感じ)」に分けられます。
 で、次は侮。こっちは「あなどる」という意味で、例えば木気が強すぎる為に金の相克を受けず、逆に金気に対して克してしまうという「侮(木侮金とあらわす)」と、もう一つは虚乗と同じように金気が弱い為に木への相克が出せず逆に侮りを受けるという「虚侮(金虚侮木とあらわす)」があります。

 この2つは、これから医学的見地からの五行に強く関係しますんで、上の図をみながらちょっと考えてみてください。



 てな感じで五行の基本の説明は終了。
 次回からはやぁと医学的な応用に入ります。
 頑張れ俺。