あなたは肥満です

 体重の変化の無さに色々悩んでは見たんですが、ある事に今日気付きました。
俺 に は 東 洋 医 学 が あ る じ ゃ な い か !スンマセン今まで失念してました。
 なので今日は「肥満」についての東洋医学肥満ってヤな字面だよな。

☆昔の人は太ってない

 さて、古典を紐解いて「肥満」を探してみますが・・・ビックリ、肥満に関する記載は驚くほど少ないです。まぁそりゃ最近の飽食状態じゃなければこんなに肥満や成人病・生活習慣病とかいうのが蔓延る事も無いよなぁ。肥満っつぅのは一応現代病な訳っスよ、現代病。だから横山三国志とかで恰幅良いのが一杯居るけどアレはデザインっつぅ事で。あ、宦官(タマ無し)はホルモンバランスの関係で太ります。女性ホルモンてのは太るのよねぇ。だからデブの十常侍は多分本当。
 えぇと、古典よく読んでみるとあったあった。『内経』では肥貴人という名前で記載がありました。・・・デブとか肥満に比べればかなり控えめな表現ですなw(多分昔デブれるのって貴族階級とかだけだからこーいう名前になったと思われ)

☆肥満は脾から

 では病証なんですが、今回は「痰湿による肥満」に焦点を当ててみます。甘いモンや油っこいもの偏食・常食すると太りま・・・だと当たり前すぎなんで・・・えぇと、東洋医学的に考えるとこの手の消化作業は『脾』の働きによって『胃』の中で行われます。その時に甘いものや油っこいものってのは脾の運化によって脂膏と呼ばれるものに変化します。こいつが体内に蓄積することにより肥満を生じるのです。それが溜まってくると脾の運化作用も落ちてきて痰湿(老廃物)が生じ、その痰湿が新たなる脂膏を生じて肥満に拍車がかかるというわけです。
 主症状としては「摂食量の増加・口渇・口臭・平素からの痰・暑がり・便秘等」ですので、心当たりのある方は要注意。

☆肥満って・・・治療?

 ここから本題。肥満の治療という事になるんですけど…上の説明だと、痰湿を除去して失調している脾胃の働きを戻してやることが肥満の治療になる・・・筈なんですけど、それって脾胃の働き良くなって逆に太ら(r・・・まぁ、ワシは東洋医学を信じる!脂膏が減れば痩せるはずだよネ!?・・・まぁ、今回肥満の治療で鍼るのは勘弁しておいてやるぜ。←負け犬