肩こり事始め

 さて、今日は日本人の8割が困っているという『肩こり』突っ込んでいきたいと思います。ライバルはあるある大辞典。ちゃんと肩こり対策の経穴も書いときますんで実践してみてください。
 

☆肩こりはアジア民族の特権

 その肩こりですが実は欧米などでは存在しません。いや、日本人見たく「肩こりが非道いのよねぇ」的な肩こりが存在しないという意味で、筋肉痛的な肩こりやオーバーユーズによるこりなんかはあるみたいですけど。(確か映画「ジョーズ」で警察署長の奥さんが『肩がこってるわねぇ』って揉み解すシーンがあった気が・・・)筋肉の質が違うのか、それとも遺伝的に肩こりがインプットされてないのか単に欧米人が丈夫で鈍いだけなのか(あわわ)判りませんが、その辺は暇な人類学者さんにお任せして結果だけ待ってみたいとこです。その証拠にってわけじゃないですけど、和英辞典で肩こり調べても確か無い筈。肩こりってのはアジア圏の人達の民族病だったんですねぇ。

☆肩こりの原因は肩こり

 肩こりを東洋医学的に分類すると、大まかですが5つほどに分けられます。
1.風寒の邪(外因)が入り営衛気の運行が悪くなることで肩の経絡が拘急して肩こる。
 特徴:悪寒や風邪の諸症状を伴う。
2・眼精疲労や産後の血虚により、肩の経絡が栄養されずに拘急して肩こる。
 特徴:眼精疲労や眼の乾き、貧血性のめまいや心悸などを伴う。
3.陰虚の為肝陽が亢進し、肩に上衝して肩こる。
 特徴:高血圧やその他血行障害を伴う。
4.普段から寒邪(寒飲)が停滞しており、胸部の陽気がうまくはたらかずに肩こる。
 特徴:胸悶・喘息・めまい・浮腫などを伴う。
5.情志の失調(特に怒り)などにより肝の働きが悪くなり肩の血行が悪くなって肩こる。
 特徴:胸が苦しい・怒りっぽい・月経異常(不順等)などを伴う。

 大体この辺が理由になりますが、普段に多いのは2や4といったとこでしょか。1の風邪引いたら肩こりっつぅのはまぁ完全に風邪の所為ですし、5なんかは怒りっぽいと肩こりがするっつぅのはもう本気で病気なのかも良くわかりません。いいのか東洋医学

☆治療はここ

 ほいで治療経穴なんですけど、局所を刺激してこりをほぐすと同時に血行を改善しようという贅沢な流れになっております。ですから三陰交至陽天柱肩井血海あたりがGOODな選択です。他にも四総穴のひとつ列缺もおススメ。ではみなさんもLET'S肩こり改善ッッ!!



・・・あー、キーボードの打ちすぎで肩こった・・・