番外・ガンについての東洋医学

 今日はちとガンについて書いとこうと思う。
 前々からアガリスクメシマコブなどの詐欺で逮捕された件、遺伝子によるハイサイエンスガン治療、近い話では厚生労働省によるガン治薬の治験改善等『健康』のカテゴリーで書いてきたんだが、これはまぁ知り合いにガン患者が存在した事が自分に影響を与えているのかも知れない。しかし、それだけガンというのは誰にでも罹り得る治療困難な疾患という面から、多くの人達の感心を買ってるんだと思う。


 で、東洋医学的に「ガンはどういうふうに見られてるか」という点についてなんだが、驚く無かれ特に特別な疾患という目で見られることは少ない。まぁ東洋医学ってのは前にも書いたけど、人体のバランスが傾く事により症状が出るていうのが根本的な考え方なんで「特別な疾患」という考え方をするほうがアレなんだが剣呑な話である。だからこそ東洋医学者は治らない疾患は無いと大声で叫ぶ。叫んでしまう。考え方から見ればそのとおりである。人体のバランスが傾いて不内外因が表に出てきてるんならバランスをとってやれば体が勝手に治してくれる。確かにそのとおりではあるのだが、こいつを逆手に取って大法螺吹く馬鹿の多いこと多いこと・・・特に日本ではこの治療法が魔法のよーに見えるのか何か多くの人が誤解して治療を受けたがってますが、ひとつ言っとく。バランス云々ってのは日常が大切なのよ。毎日バリンバリンに疲れるまで働いて酒飲んでヤニ吸って病気になったってのは東洋医学から見れば当り前。西洋医学と違って「未病(病気になる前)を治す」ってのが東洋医学な訳ですから、もし心配な人が居たら症状が出る以前に自分の生活を振り返ることをオススメシマス。


 
 話が壮大にずれてきたんでちょっとアレだけど、何が言いたいかというとガンを『治療』したいならガンにかかるなという事です乱暴な話だけんど。ガンになる前に生活を改め、日常生活からバランスを正してやってれば東洋医学的には病気にならねぇ筈。遺伝的なものとか外邪的(件のアスベストとか)なものは仕様が無いにしてもリスクは減らせると思う。OK?
 最近ガン関係のメールが増えてきたんで今日は釘刺した次第で。残念ながら東洋医学は魔法ではありえない。


 さいごにいっこ。
義足のランナー・Terry Fox
 FOX基金(ガン研究の為の募金機構)の事は知ってましたが、動画を見たのは初めてでした・・・(関連ページにあるんで必見)しかしこの時代の稼動の無い義足で5000km強も良く走ったな。現在でもFOX募金マラソンは続いている筈ですし、自分みたいなナンチャッテ東洋医学者なんかよりもよっぽど多くの人の治療に貢献してると思う。今度カナダ1ドルコインのデザインにも選ばれたそーですし。

 あ、最初に言った入院中にワシのPS2持ってってFFクリアしてた知り合いのガン患者は、現在完治して年末に殴り合う漢になってます。