ちぃとは気を利かせなさいよ

差手(さて)、前回は「気」について解説したんですけどなんだ判らんってのは良く判っていただけたと思います。でもまぁ俺等鍼灸師はその「気」や何やらを応用していかなければいかない訳で…で、生み出された理論が陰陽五行論というわけです。
 陰陽五行使役の一般的イメージていうか目標。

☆陰日向あります

まぁ、今から書きます「陰陽論」ですが、これも出所は矢張り中国。さすが4000年も続いてる国は違います。で、昔の中国の人が考えたのが「万物が形を持って現れる状態(現象)には、全て正と反の二面性があるのではないか。」という事。これが前提となり「陰」と「陽」という概念が出現しました。「万物は陰を負うて陽を抱く。」「一陽一陰、之を道と謂う。」(老子易経これが基本です。


(参考):「易経・繁辞伝」より
『易に太極あり、此れ両義を生ず。両義は四象を生じ、四象八卦を生ず。』
ここで言う「両義」は陰陽、四象は少陰・老陰・少陽・老陽、八卦は乾(けん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)。これらは方向を指し示すのに使われたりますし、相撲で行司が言う「八卦善し!」もここから来てる訳です。


この陰陽の考え方が発展し、先述の「陰陽五行論」になるわけです、が。
…まぁ、今日はこの辺で。