「五行」
さぁ、そろそろ五行論も佳境に入ってまいりました。正しく理解できれば誰にでも応用できる理論でも在りますんで、試してみたい方はちょっち考えてみてください。世界がちょっとだけ判った気になる事請け合いです。…判った気がするだけですが
今回の内容は「書経・洪範」に沿った形で説明させていただきますので。
- 「木」
「木は曲直を曰う。酸を為す。」という言葉より成長・伸び伸びと発達する様を顕し、そういう作用を含む事象は全て「木」に帰すこととなります。
- 「火」
「火は炎上を曰う。苦を作す。」という言葉より温熱・上昇など所謂『炎』の特徴を顕し、そういう作用を含む事象は全て「火」に帰すこととなります。
- 「土」
「土は爰に稼穡(播種・収穫等農作物への作用)す。甘を為す。」という言葉より生化・継承・受納等を顕し、そういう作用を含む事象は全て「土」に帰すこととなります。
- 「金」
「金は従革(変革の意)と曰う。辛を作す。」という言葉より清潔・粛降・収斂等を顕し、そういう作用を含む事象は全て「金」に帰すこととなります。
- 「水」
「水は潤下と曰う。鹹(塩辛い)を作す。」という言葉より水が持っている滋潤と降下性・寒涼等を顕し、そういう作用を含む事象は全て「水」に帰すこととなります。
…あー、なんか普通の解説サイトみたいでつまらんなぁ。(問題発言)
つまりね、どー言うことかと言いますと、上記の特徴に(こじつけでもいいから)当てはめてやったのが所謂「五行」ということなんですよ。その辺はどっかの解説サイトにでも行って貰えればいらん説明一杯つけて表記されてるんで、そっちも見ていただければ良いかと。ここで言いたいのは世界の事象全てがこの5つに分離・分類されているという事なんです。…こう書くとかなり乱暴なんですがまぁ、五行論なんてそんなもんだと理解していただければOKッス。間違いじゃないです。むしろ真理。
さて、今日はここまで。次回は先週書いてた「相生・相克(相勝)の関係」について突っ込みますんで。今回はコピペ多くて楽だったのは秘密。