仕事疲れの東洋医学

原因は疲れです。

 さて、今日はセルフ診断も兼ねて仕事や飲食やエロスによる病理を進めていきます。エロス話すると食いつき違うしな!(お前もな)で、まぁ『仕事』『飲食』『房事』つぅのは以前お話した「病因」(『三因極一病証方論』)という観点から見ると不内外因というカテゴリに分類されます。(因みに残り2つは季節感情)つまり、季節や気温等の『外因』にも感情の鬱積や発露と言った『内因』にも属さない病因というわけです。あと外傷なんかもこいつに含まれるんで注意しときましょう。

☆エロスも仕事のうち

 今回はその3つの中の1つ『仕事』に的を絞ってお話していきます。
 東洋医学では、仕事による病理を「労倦」と呼び、飲食物の消化を助けたり体内の気血を正常に運行させたりといった「生命の維持と発展」に非常に重要な役割があるとされてきました。ですから労働と休養の調和が壊れたり、特定の動作に偏った労働が続いたりするとバランスが崩れて病気になるというのがメカニズムです。因みに「労倦」にはなぜかエロスも含まれます。・・・確かに特定の動作が続いたりするしな!(おやぢ)

☆休みすぎるな

 何度も言うように東洋医学で大切なのはバランスです。だから働きすぎると病気になるっつぅのは当たり前ながら休みすぎても病気になるというとこにも注目しといてね。長期間休みっぱなだと脾胃の働きが衰えてきます。確かに動かないと腹減らんもんなぁ…
 また五行の中の1つに「五労(ごろう)」というモンがありまして、歩きすぎ(久行)は肝を、見すぎ(久視)は心を、座りすぎ(久坐)は脾を、寝すぎ(久臥)は肺を、立ちすぎ(久立)は腎を損なうとされますんで心当たりのある人は注意注意。特に現代では「視」を酷使することから脳血管障害や心疾患による所謂『過労死』が増えているという解釈もできるって訳っス。
 エロス関係に関しては、東洋医学では特に度を越したエロス・酔ったままのエロス・エロス後に風にあたったりすると病気になりやすい(腎を損ないやすい)とされてますので、心当たりのある人は注意注意。


 不内外因に関してはこんなもんで。