ハケに毛がありハゲに毛は無し

 さて、先日お話してたハゲについてお話していきます。確か唐沢なをきの本か何かでハゲを15〜20種類に分類して、一つ一つに名前をつけてた(明鏡止水型とかスゲェ名前が!)くらいに非常に種類のあるハゲ東洋医学では「髪堕(はつだ)(from『内経』)」と言います。五行では水に属し、血余とも呼ばれ、血との関係も密接とされます。

☆年を取ると元気が無くなる

 最初のほうで話したと思うんだけど、人間ってのは所謂「精」によって生きちょる訳です。生まれた時に親からもらう精を「先天の精」、飯食ったりして溜める精を「後天の精」と呼びますが、この精を蔵すとされてるのが「腎」・・・つまり五行で言う「水」を司る場所なんだけど、年を取るとこの「先天の精」がどんどん減ってきます。つまりこれが所謂年齢ハゲの原因です。だからまーどんな人でもハゲるときゃ禿げるっつぅ訳でして・・・これについては女性も同様、御用心御用心。
 で、その治療法ですけど…ここまで書いてアレですが不老不死の方法でもない限り無理ってのが今ンところの共通見解ではないでしょか。だって減った先天の精を補充する方法なんて存在しないからねぇ。その方法解ったら、俺熊辞めて仙人になる。

☆病気としてのハゲ

 でもまぁ年齢以外にもハゲる時はあるわけで、その場合には色々と治療方法があります。病後・産後に滋養が無くなって禿げる(気血両虚)、怒り過ぎ等頭に血が昇って禿げる(血熱)、精神的な刺激により気滞血於がおこって禿げる(於血)等の病証がありますので、これらに心当たりがあってのハゲの方は一度鍼灸院行って見ることをおススメします。植毛よりゃ100倍安いしな!