却説(さて)、昨日の続きです。
 昨日は「血」が何なのかという説明の前で止まってましたんで、そこからお話ししていきたいと思います。今日で治法に入れるかのぅ。
 
 <<「血」とは何か>>
 
 まず「血」ですが、西洋医学的に言うならばスゲェ楽。「血液」を指す言葉です。酸素を体の隅々まで運び、二酸化炭素や老廃物を回収する言わば運送屋の事ですが、東洋医学では「有形の栄養物であり、血脈を流れ、臓腑・経絡・体表の全てのものに栄養を与える」となり、西洋医学的な血液を簡単に言い直しただけじゃねぇかってな感想を抱きそうになります。ぶっちゃけ逆なんだけどね
 
 <<「血」と関係する臓>>
 
 ここでおおまかな治法に食い込んでくるのですが、「血」に直接関係する蔵が3つあります。「肝」「脾」「心」がそれぞれからんでくるんですけど、肝は血の調節、脾は造血・統血、心は血の推動を司る事となり、この辺を治療することで血管系の治療を行うことが出来るという事なのです。
 
 
 と言うわけで本日もこの辺でー。
 質問あるならコメントに書いてくださいまし。